proj-inclusive MTG 2022-06-18
現場の支援者と考える防窮訓練とデータ(Civichatオープンソース化記念勉強会)
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地域包括支援センターに勤務されているササキさんのお話を聞きながらみんなで考えます!
日時:6月18日(土)11~12時
方法:Zoom
最近の動き
質問あるいは議論したいこと(自由に書き込んでください!)
どんな人と接している?
高齢者と同居する家族にも問題がある場合
精神疾患の子供と一緒に住んでいると双方支援が難しい
関係機関と連携してチームで対応
ITリテラシーが全然ない
パソコン、スマホ、インターネットが使えない
自治体が発行している広報くらいが情報源
誰かが気づかないとただただ埋もれる(結構多いかも?どのようにアプローチしていくかが問題)
家庭訪問して定期的にアプローチする必要がある
地方だと「生活保護をうけることが恥ずかしい」という意識が強いようす
生活保護申請も自らすることに抵抗がある
支援に繋がれている人はむしろラッキーなほうかも
埋もれている人がたくさんいるはず
民生委員はどうやって制度を覚えている?知識が属人化していないか?
民生委員は非常勤ボランティア
人によって知識がバラバラ、濃淡がある
ソーシャルワーカー、ケアマネージャー、ケースワーカーなども知識を持っている
公的制度は知っていても地域ごとの支援まではDB化されていなくて把握しきれていない
民生委員は入れ替わる?
入れ替わる
やりがいはあるけど責任が重くて一期(三年)で辞める人が多い
なり手不足、半分欠員の地域もある
民生委員を兼務している町内会長は知識があることもある
地域によっては地元の名士みたいな人が町内会長をやるのでバラつきがある
知識が古い場合もある
民生委員はアナログ的に仕事をしている
集会してプリント配って…
ITリテラシーも高くない
民生委員自身も高齢化している
高齢な方が多く、70代くらい。地域のつながりはある人が多い。
民生委員は民主主義的に意思決定している
全会一致でないと物事が進まない
上がってくるフロー:多様なルートがあり(周りが気付く、自分で報告)
近所の人があれ?おかしいぞ?困ってそうだぞ?と気付くことが圧倒的に多い
民生委員に報告
地域包括支援センターへつなげる
生活保護へつなげる
本人に同意を得なくても勝手に報告していいし訪問する時は報告者は明かさない
これを知らない、自分が報告したと相手に伝わってしまうのではと思って躊躇する人が多い
自分から助けを求めることはほとんどない
スティグマがあるため
貧困+認知症状で自力で問い合わせできないこともある
過去に相談した時にちゃんと対応してもらえなかった
たらい回しされた
といった経験が積み重なると
何をやっても無駄だと思っていて支援を拒否されることもある
単純に情報を提供してつなぎ先が分かっても上記のようなケースもある。つなぐところまでをサポートしなければ支援にならない
(広い意味で)困窮した人に必要な情報とは?
行政?
支援団体?
相談窓口?
ノウハウ?
周りが困窮した人に気づき助けるための情報とは?
同意を得なくてもいい(人からの連絡・相談を伏せて訪問することもできる)
名前、住所
隣人の名前や住所を知らないこともある
だいたいの位置でも大丈夫、特定するキッカケになれば
第一報があれば、そこから民生委員の情報と整合をとったりして特定することができる
よくある報告の例
食べるものに困ってそうで水道も止まってそうなんだよね
認知症に関する相談が多い
歩き回っている
服がずっと同じ
ゴミを出す日を守らない
複合的な時にどこから助けたら良いのかわからないことがある
人を助ける人を支援するツールがあるとよさそう?
その情報は地域ごとに違う? 全国どこでも同じ?
どこでも必要な情報
地域に特有の情報
コミュニティに特有の情報
支援の現場からも把握できない困窮者とは?
そもそもデータでも把握できていない
把握できていてもアプローチできない
今後のアクションにつなげる
誰の困窮が見落とされているのか?Koichiro Shiratori.icon
すべての関連統計をリストアップし「把握されていること」「把握されていないこと」をつきとめる
→インクルーシブチャートにもつながる
※今まではいきなりピックアップする方式
ローカルCivichatをつくるワークショップを開発(=一緒に困っている人が必要とする情報を探しましょう)→必要かもしれない団体やコミュニティにアプローチKoichiro Shiratori.icon
アプローチした感覚として、それくらいしないとイメージがつかめない
逆に、第一号の成功事例があればイメージはできる
Civichatのデータ作るところをScrapbox上でWiki的にできないだろうかyuiseki.icon
ただ、制度の利用条件を記述する(形式論理的なアプローチです)のは、より標準化する必要があると思っていますtkgshn.icon 今のデータ構造だと、Civichatが独自で作っているだけなので、あんまり良くない気がする
自分が助かるだけではなく人を助ける視点もあるとよい
支援者が集まるDiscordでも良いのでは?
既存のツールを使って、まずは情報を集めるためのコミュニティをつくるところからはじめてもよい
既存のツールを使ってみて、足りない部分から作り始めてもよい
その場合のコミュニティの作りが重要。ここに入れば助けてもらえる、という意識づくり。
参加者自身がモデレートするコミュニティに発展させる
結局、前のやりとりを見ながら文脈を追わなきゃいけないので...
支援者同士はどうやってコミュニケーションしている?
電話
個人情報を含んでいるのでオンラインでやり取りしにくい、避けられる
支援者を支援するツールはある
被支援者の情報を守るために支援者も情報共有しにくい状況にある